あけましたね〜
という記事からすっかり…時間が経ってしまいましたが。
お久しぶりです。私です。
今年は前半にほとんどイベントを詰めていないので
色々な事を考えつつ日々を過ごしています。
(絵も描いてます…)
今日は久しぶりに、とりとめのない事を書きます。
書きたい気分です。
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以下『風立ちぬ』のことを色々書いてます
わかりやすく注釈などは入れておりません
ただ、同じ映画を見た人と
私はこう思ったよ〜と話すような気分で書いてます
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昨日、金曜ロードショーで『風立ちぬ』を観たんですが
綺麗な映画でした〜
ジローさんの仕草や見た目がかっこよくて可愛くて
なほこさんも可愛いし、何より声やってる人が良かった。
まず背景が本当に美しくて
光と影が美しくて
美しいと言うのは、写実的だからどうとか
というのではなくて、どこを描いて(どこを描かずに)
どれだけ感覚を想起させられるか
なのだなと改めて思いました。
とりあえず美しい映画でした。
私の感想はほとんどそれ。
で、
感想というものに関して、一つ、そうなのか〜…
いや、確かにそうだよな〜
と思った事があって。
ツイッターとかで、『トレンド』(※ツイッター上でよくつぶやかれている言葉)
の中に、風立ちぬとか、なほこさん
ってリアルタイムで出てたので、なんとなく他の人は
どう思ったのかなと思って、みてみたんですが
なんだか『ジローさん可愛い』とか『なほこさん美しい』
とかもちろんあったんですが
気になったのは『これはジローさんは◯◯で、××だったから△△になったんだろうな』
とか、『なほこさんがかわいそう…』
という感想でした。
劇中の中のキャラクターに感情移入して
その人の気持ちを考えた人の感想。
それを見て自分はなぜか
ああ自分は薄情な人間なのかしら
と思いました。
確かにジローさんがやってることを
挙げていくと人間的にどうかしてるぜ!な人だ
という事に辿り着くわけですが
自分はそれを考えなかったなー(=他の人の気持ちを慮るということに欠けている)
と思って、少しズキッと致しました。
あの映画の中に入って
自分がその中の登場人物だったら
確かにあれはひどい事だ
ひどい歴史だ
と思う…。
それに、ジローさんの妹も、上司も
ジローさんの事を『ひどい』と言ったり『君にも人間らしいところがあるんだな』
と冗談めかして言ったりしていて、人間的(道徳的?)に少しズレてる
と、映画の中でも位置づけられていますが
だからといってジローさんが悪い人だな
という印象を持ちませんでした。
なぜでしょう、小さい頃いじめられていた子を助けたり
関東大震災の時に、なほこさんのお付きの人(おときさんだっけ?)
をスマートに助けたからかしら?
と言うより、正直な人だな
と思ったからかもしれません。
『正直な人』というのは
人間社会では実はすごく厄介な人で(ある一面では)
悪意の無い正直者こそ最たるものかと思いますが
ジローさんはそれだなと思いました。
正直で純粋で、やりたい事のみに没頭する。
実はほとんどの人が憧れている姿なんじゃないかな
すごく輝いて見えるんですよね
自分がそうじゃないと思ってるから余計に…。
でも実際それだけで人間社会を生き抜こうとすると
うーん。難しいものがある。
映画の中のジローさんとなほこさんは、すごく理想化されている。
憎むべき描写もほとんどない。
夢と希望
だから美しい。
関東大震災でどれほどの人が死に
飢える人がいても。
ジローさんは自分の生活を生きているから
『我が国は貧しいな』で終わるのかな
きっと目の前に飢えている人がいれば助けるだろうけど
目に見えていないものは、あまり関心がないんだろうなー
そういう正直さが
人の気持ちを慮る事に長けた人から見たら
『ひどい!』なんだろうと…
なほこさんが結核なのに
側にいてあげないこととか、それこそ『なほこさんがかわいそう』
なんだと思うのだけど
宮崎さんはそこでなほこさんというキャラクターを怒らせたり
ジローさんを責めるような描写をしなかったのは
…やっぱり美しいものを描きたかった
からなんじゃないかなあ〜
最初から見ている人に理解を求めるような、
同情を促すような描写をしていない(ように私には見えた)
から、
ジローさんやなほこさんが、本当はどんな事を考えていたのか
とか、そういう事じゃないのかな…
逆に自分が「風立ちぬ」ですごく感じたのは
何かを追い求める事の『高揚感』
ジローさんの夢によく出てきた飛行機設計士のイタリア紳士が
飛行機の事を語る時の目
ジローさんとなほこさんが再会し
恋心を生んだホテルで、ドイツ(あれ?ドイツだったかしら?)紳士が
ジローさんは恋をしている
と言った時の目
瞳がキラキラとして
それがどんな魅力的な出来事なのか
伝わってくる演出(?)でした。
それに自然も本当に美しかった。
雨に降られた二人が、雨と晴れの境に立ち
雨を見送るシーンでなほこさんが
『綺麗ね…生きているって。』(記憶が曖昧だけどこんな感じの)
と、言うシーンがあるんですが
なぜか頭に残っています。
演出的には、後に死にゆくなほこさん
というのがあるから、そういう事を言わせたのかなと思うのですが
それ以上でも以下でもないような
それがそのままなのだ、ありのままなのだ
という印象をあの台詞に感じたのでした。
(破綻)
すごくよくわからない感想を書いてる気がしますが
読んで下さってる方、すみません。
ネットで探すと本当に色々な人が
色々な論を語っておりまして
なるほどすごいな〜!と思います。これはファウストと同じだとか
罪の物語であるとか…。(う〜ん皆さんの教養の高さに萎縮)
なので、そんな人達の考察と私の感想文を比較しようものなら
ものすごく幼稚なものなので
比較は避けていただきたいのですが(笑
私のは単なる自分の好きに書いた
感じた事だけの感想なんですが
私はあの映画を、一創作人の見方をしていて
(あそこはこういう風にしちゃうんだとか、この背景綺麗だなー、分業だからできることだよな…とか)
物語の内容を、深く理解しようとしてない
のかもしれませんが
一つ言えるのは
ジローさんに共感してしまう部分が
自分にもあったということです。
うーん
別にジローさんと自分を同一化して
自分も何か選ばれし天才であり、悲劇の主人公なのだ…!
的な事を演出したいわけではなく…
『美しい』ということに
盲信してしまうことがあるよね
というような…。
そういえば椎名林檎さんの『青春の瞬き』
という歌の歌詞にこんなのがあります
------------------
美しさと正しさが等しくあると
疑わないで居られるのは若さ故なんだ
------------------
正しいかどうか
というのはわかりませんが
美しいというのはそれだけで強い価値を持っているような
尊いような、一種の信仰のような
ものをはらんでいる
…と、思わせる事ができる
ものだと思うのです。
かく言う自分も
美しさの前には畏怖をも感じ
盲信する部分があります。
確信に似た何かです。
もしかしたら、ジローさんもそうだったのかな
なんて…
だけど、美しさというのは
ただそれだけです。ありのままにあるだけです。本当は
お金が、ただの紙切れと金属だ
というのと、同じです。(比較の仕方が違うかもしれないけど)
価値を与えているのは人間であって
そう受け取るのも人間で
でも人間は人間社会に生きていて
人は殺してはいけないという社会通念がある。
無意識に重要度の階層のようなものがあって
社会では
人の生き死にに比べたら
美しさはとるに足らない概念であるというのが普通
なのだけど、
人間社会という枠を取っ払ってしまえば
色んなものは『あるがまま』なんですよね。
人が死んだら、ああ亡くなったね
生まれたら、生まれたね
一国の首相や王様もただの人
本当はどこで暮らしても誰にも文句を言える資格が無い
どこで寝てもいいし
大声で歌ってもいい
奪ってもいいし与えてもいい
お金は本当にただの紙切れ。
そんなことがまかり通ったら
人間は大混乱してしまうから
法律や枠が作られたのだと思うけど
もし色々な価値が全て同じライン上に揃えられたとしたら
そういうところで
「美しい」というのは
ジローさんにとっての「大事」だったんじゃないかなあ。
もちろん自分が死ぬとか殺される
といった状況に置かれたら
優先順位は変わるのかもしれませんが。
なんて…
頭の中をだだ漏れさせてみました。
こんな事を書いたら頭や性格の程度が知られてしまいますが
なんだか書きたくなったので
書いてみました。
10年後
もし自分がこの記事を残していたら
どう思うんだろう。
日本の少年、風はまだ吹いているか?