2013年1月17日木曜日

『紙飛行機の行方』個展感想。の、巻。

ああ〜っという間に
2013年です。

皆様お元気でしょうか
私は元気です。

ブログ更新せねばー!と思っていたのですが
あっという間に年を越してしまいました…
相変わらずでごめんなさい。ええ。

というわけで
2012年の11月辺りからのイベントラッシュについて
ブログではご紹介出来ていなかったように思うので

イベント事に振り返ってみようと思います。
編集無しに、ただつらつらと書こうと思うので
長くなるとは思いますが、よかったらおつきあいくださいね。


***

2012年11月9日〜13日の5日間
東京は代官山A.S ANTIQUES GALLERY(アス・アンティークスギャラリー)にて
初の東京個展『紙飛行機 の 行方』を開催しました。















画像でのリポートはサイトのトップに置いておいたので
ご覧になって下さって下さった方々もいらっしゃるかと思いますが
こちらにも記録として一応リンクを貼っておきます…

個展画像リポート

(一部自主規制させていただいた部分があります
(申し訳ありません))


えー。

初の東京個展

でした。(笑


自分自身としては、『初めて自分一人でやる展示』
という意気込みが強かったです。

なんというか
まるたす展も、感覚装飾店も、calm noticeもゆかさんとの展示も
池田の美術館で個展開催させていただいた時も
一人ではなかったから。

誰か一緒に考えてくれる人がいて
一緒に形にしていこうとしてくれる人がいて
会場の予約も、宣伝も、色んな人と作っていく展示が
今までは多かったので
余計と今回の展示は『1人』を感じていました。


『自分1人でやるんだ!』という挑戦の興奮と
『これで自分の力がまるわかりになってしまうんだ』という緊張と
『今まで散々色んな人のディスプレイを勉強させてもらって
 ここで発揮出来なきゃ、嘘だよな』というプレッシャーを
1人で感じていました。
自分が、自分自身に与えていたものですが。。。
(周りの人にとったら、ただの個展。なんですけどね)

これから自分がきちんと活動していくにあたって
体験しておかなければならない事。

ずっとしてみたかった事。


以前
自分が25か26の時だったような気がしますが
地元のローカルな新聞に『地元の頑張っている人』みたいな形で
インタビューしていただいた事があるのですが
その時に『28までに個展をしたい』と公言した事がありました。

ここで言った『個展』は
全て自分に責任が伴う『個展』という意味で

2012年、本当に28の年に
自分はそれを実行出来たという事になります。

本当にありがたい事です。


会場探しから始まって
予約、下見、決定して入金、どういう展示にするのかまで
自分にすべて決定権があるのです

こう、言葉にするとめちゃくちゃ『普通』の事なんですが(笑

色んな人に助けていただいたり
私ではない、グループ展のメンバーが決定権を行使してきた場面を見てきた身としては
これでいいんだよね!?と、石橋を叩きまくっている気分でした。

会場のギャラリーさんは
たまたまネットで見つけて、気になって、すぐ下見に行って…と
結構トントン拍子に決まった会場でした。
良い空気を持った場所でした。

絵をたくさん飾るとしたら
少し狭いかもしれない
けど
空気を気に入ってしまったし
1人で始めるのには、丁度いい場所だと思いました。
特にいままで東京のイベントなどで
よく見に来て下さっていた皆さんに
じっくり観てもらうには
丁度いい大きさ。

***

12ヶ月ちゃんたちをメインにするのは決まっていたので
壁面ごとにブロックを作って配置しました。

12ヶ月ちゃんたちを、どどんと一面に。
(ここら辺はギャラリーのオーナーさんに意見をお聞きしたり…)

新作+季節的なもの+代表的なもの
で、『台所』と『fragile:fragrance』『時間どろぼう1.2』『あいにきたよ』

長野県の空気を持っていきたくて
『薫風』
その下に物販スペース。

天井には、上から紙飛行機を吊り下げました。
当初予定していたより
申し訳程度の数でしたが
配置に流れがあった方が良いと思ったし
単に面白そうだなと思ったので(笑
(ここら辺のアイディアは、10月にやっていた、綿貫ゆかさんとの展示会
 『あなたに私の何がわかるの?』でやっていたプランを流用した感じです…w)


この紙飛行機は、ひっそりとやっていた
『紙飛行機とばしませんか?』の企画で

















(↑こんな概要でした。説明ヘタでしたwわかるかなあ…)
来て下さったお客さんに、参加してもらう形で
成立してましたが
思いがけず自分を知らないであろうお客様もいらしてくださったので
(※後述します)
あまり声をかけられず(チキンですはい)すこし寂しい天井でした…(笑

が!参加して下さった皆様ありがとうございました◎
みなさん恥ずかしそうに、こそこそっと書いて下さいましたが
意外と『読んで下さっても大丈夫ですよ』
と言って下さる方が多くて、ちゃっかり大半の想いは
私にも届く事となりました。嬉しいです。

『想いを紙飛行機にのせる』という企画のバックグラウンドには
12ヶ月ちゃんたちのシリーズと
私の今までの人生で実際にあった
大事なテーマと出来事が元にありました。
(ここら辺はwhereabouts of paper planeの画集のあとがきに
 簡単にですが、書いてありますw)


それが元に発展した企画でしたが
企画としての意図は
1人で漠然と抱きしめている『なにか』を
自分の外へポロリとこぼして(表現して)
それを偶然受け取った人が
誰とも知れない人の、その想いを知る。

自分だけじゃなく、誰かもこれを知っていてくれるんだ
という安心感や、少しの希望を
相互作用として感じてもらえたら…
なんて、空き瓶にメッセージを入れて、海へ流す。という
あんなイメージの意図があったのですが(抽象的ですみません)


実際は
この企画は自分が思っていたよりも違う方向へ展開したのでした。
それは
私が企画の意図をうまく説明出来なかったというのもあるんですが
紙飛行機手紙の内容の多くが『感謝』の文面が多かったのです。

もちろん色んな事を書いて下さった方々も多かったのですが
人間て不思議(笑

展示会の内容や状況も影響していたとは思いますが
思いがけない事で面白かったです。


そういや、思いがけない事といえば!(笑

自分の書いたものと引き換えに持ち帰って
読んだ紙飛行機のお手紙が
すごく感動的だった!!と言って
戻ってきて下さった方がいらっしゃったのですが

そのお手紙を書いた張本人のお方が丁度まだ会場にいらっしゃって
その内容を、先程の感動したお客様が音読されるという
面白い出来事がありました(笑

ご本人さんはとても恥ずかしそうでしたが
本当に素敵な内容でした*



***


東京で暮らし、仕事をしている
双子の弟達は、仕事場が会場に近いという事もあって
自分達のお知り合いさんや、お仕事仲間などなど
色々な方に声を掛けてくれていて

自分自身が宣伝もろくに出来なかった割に
本当に色々な方がいらして下さいました。

弟達に世話になっちゃったなぁ…


という
感謝と、悔しさの間で
あっという間に会期は過ぎました。


遠い友人達や、お客さん、弟達のお仕事関係の方達からの
お祝いのお花や差し入れをたくさんいただいたり

はじめて自分の絵を見て下さる方々がいたり

わざわざ足を運んで下さった
いつもの顔なじみの方々だったり

ギャラリーのオーナーさん
そして
なにより展示会を楽しみにして下さっていた方々

感謝しきりです。




自分1人でやる個展

…と言いつつ。
ふたを開けてみれば
やっぱり多くの方にお世話になった展示会でした。


個人的にも
弟達と仕事の事を話したり
将来の事を話し合ったり

弟の仕事のボスと3人一緒にご飯に連れて行ってもらって
色んな話を聞かせてもらったり

絵描き仲間さんと夜ご飯を、ライオンのいないサーカスに一緒に行ったり(笑

会期後には
人生初、自分でお金を払って
舞台!!を弟達と観に行けたりと
(ちなみに『こどもの一生』という、人間の内面を思い切り見せつけられるような
 少し怖い舞台でした。が、良いもの見た!(勉強になった)です)

本当にめまぐるしく充実した時間を過ごせました。

きょうだいって
やっぱきょうだいなんだなあ
って思ったり

こういう話をきょうだいで話し合えるって、貴重だよなあと思ったり。



すごく、すごく人生において
能動的に動いて、たくさんの収穫を得られた期間だったように思います。


こういう個展を
できれば1年に一回、もしくは2年に一回でもいいので
やっていきたいと思いました。



***

そしてご報告です。

3年と少しの間、皆さんに可愛がっていただいた作品
whereabouts of paper planeの12枚の彼女達が
今回の個展で、お嫁入りする事になりました。





















嬉しいような、寂しいような、

正直びっくりしました。
自分の手元からいなくなるのだと。

この気持ちは、自分でもびっくりしましたが
ああ
こういう気持ちになるから、絵描きはまた絵を描くのだ
と、思ったりもしました。
制作動機とはまた違った動機ですが
自分から生み出したもの
というより
自分の所有物、になってしまっていたのだと
改めて思わされました。

どうか彼女達や、所有者になる方が
これからも健やかにありますように。


***


個展を終えて
とても楽しかった。

と、同時に、とても悔しかった。
説明するのが難しい事なんですが
自分はまだ、そこまでしてもらえるような器じゃないよなあ
というような、事。

謙遜というより
本当に、悔しい。という感じ。

誤解を恐れずに言うならば
自分の人望や徳や成果でもないのに
自分の手柄面になってしまった事。
というような感じだろうか

もちろんこれは自分の中の解釈の問題であって
単にひとりで悶々していただけなんですが

それも含め
自分は本当にもっと実力を付ける必要がある。
自分が自分を認められるくらいの努力を。
素直に『ありがとうございます』とスッキリとした気持ちで
言えるくらいの。


客観的に考えると
いや、ほんとこんな事考えてるの
馬鹿だなあ
なんて思ってしまうけど

がんばろう。






楽しい事ばかりあって
日々に寄り添う苦しい事が、より一層際立ってしまったり
答えの出ない問題が、頭の中を支配する事も
人生には色々あるけれど

また、新たな作品達に出会えるように
鋭意制作頑張りたいと思います。



私は、炒めたタマネギが大好きなんですが
コクを出すには
少し焦がした方が
美味しいのだと

どこかのテレビの料理研究家の方が言ってらしたので

今ある日々の苦さも
人生が終わる頃には
自分という歴史の旨味になっているのだろうか。

そうだったらいいなあ。

そんなもんだよなぁ。



もしも今
自分が紙飛行機の手紙に書くとしたら
そんな事かもしれない。(笑


皆様
本当に、ありがとうございました。

次回も、また、ぜひ(笑









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